五頭連山 遭難について
五頭連山の遭難について思うこと
低山だろうが高低差があれば人は歩けないので関係はない。
低山の場合マイナーな場所が多く小屋がないためいざというときに泊まれない。
西から松平山に登るルートは、分岐からバリエーションルートに突入し、そのまま沢に突っ込む形になっている。分岐の部分に適切な道標がないとかなり危険とおもう。
松平山から縦走して五頭山にいき戻っていくルートは健脚でも7時間かかるらしく、
出発が遅く子供を連れていたのに松平山から引き返さなかったのか疑問が残る。
遭難しないために気をつけるべきこと。
残雪
東北の山は低山でも5月は雪が残っている。雪が残っていると登山道が隠されてわかりずらくなるので道迷いしやすくなる。特に雪渓あるきで途中で雪渓から離脱して登山道にでるなどする必要がある場合見つけにくいことがある。軽アイゼンをつけていると歩きやすくなるが、逆に雪がないところでは歩きにくくなる。モンベルのスパイクをつけるやつは便利なのでそういうのがあると残雪期に歩きやすい。
道標
足跡は間違った人の足跡かもしれないので過剰に信用はしない。足跡が突然消えたときは注意する。紐やロープも過剰には信用しない。低山では山菜とりなどの登山道ではない道に進んでいないか気をつける。
歩き方
確信をもって登山道を歩いているかどうかを気にかける。道がわからないと感じたときは一旦止まって深呼吸してあたりを見回す。そのあと適当に周囲を歩いて道を探す。とりあえずそれっぽい道を歩いてみて、自信が持てなくなってきたときは迷わず引き返す。仕方がなく自信が持てないまま歩くときは、安全に歩けないと判断した場合か、決められた時間以上歩いている場合は引き返す。とにかく道に迷ったと思ったときは引き返す(引き返せないような歩き方はしない)。
歩いている場所に自信がないとき(正しいルートを歩いているか不安なとき)は、すれ違う人にどこから歩いてきたかやどれぐらいかかるかなどを聞く。
がれ場や崩壊地は一見下っていくルートに見えることがあるため気をつける。
地図を持ち歩く
定期的に地図をみて現在地を確認する。分岐では地図をみてどっちにいくか決める。特徴的な地形や地図に名前がしるされているような場所(第1ベンチなどの記載)は確認する。迷ってからみても意味がない。
時間管理
予めどれぐらいの時間でどこまでいくかだいたい決める。定期的に時間どおりか確認する。下山時刻を基準に、下山しはじめるデッドラインの時間を決める。
ルート選択
基本ピストンする場合のが難易度がだいぶ低い。迷った場合に常に引き返す判断ができる。縦走だと戻るのが大変なのでそのまま進んでいきがちだけど迷ったら引き返す。
エスケープルートを確認しておく。
服装
小物が落ちないようなチャックつきのポケットがついた登山用の服装を身につけ、転んでも絶対に落とさないようにする。胸ポケットなど簡単に落ちてしまう部分には貴重品を入れない。両手は常にあいているようにする。すぐ乾くような服装にする。緑、黒以外の目立つ色や蛍光色にする。