天気の子感想(ネタバレ含む注意)

天気の子みた

面白かったとかどうとかは置いといて自分が思ったことをかきます。

 

1)雨の音について

本作品において、特に前半部で雨の音が頻繁につかわれています。最初は雨の音がめっちゃいいじゃんとは思いました。音自体は雑音が入らない場所できっちりと録音してるんだと思う。それから雷の音についても間違いなく実際の音をとってると思う。雨の音こだわってるじゃんとおもったよ。森の中で聞く葉っぱで反射する雨の音のような、心地よさがある。

ただ、よく聞いてるとこれもしかして2,3パターンぐらいしかない?ということに気づいてしまったんだ。本来雨の音というのはそんなにシンプルじゃなくて、雨の強さで音がかわるのはもちろんのこと、それだけではなく例えば雨樋を流れるような音だったり、トタンの屋根を叩くような音であったり、コンクリートの地面にふる音だったり、森林の中で聞いたときの音であったり・・・とにかく雨の音といっても様々な音がある。もちろん普段我々はそこまで雨の音について気にすることはないだろうけど。しかし映画における雨の音というのは自然な雨の音ではなく、映像とマッチした雨の音である必要が映像作品におけるリアリティの追求としては必要なのだろう。特に本作品においては雨の音というのは都市の汚さとか、逆に都市の美しさの表現につかえる可能性すらあったと思う。つまりこの映画で必要だったのは心地よい雨の音だけでなく、時には不快にすら感じる雨の音ではなかっただろうか。

正直1回みただけではそこまで聞けないのでよく聞けばちゃんと雨の音がしっかりしていた可能性はあります。ただ一度見てわからないレベルでは表現としてはだめでしょうね。

 

2)時代背景について

広告とかめっちゃでてくるし、基本的には同年代だと思う。だったら家出した未成年が10時以降は滞在禁止の漫画喫茶に泊まれるのはさすがにおかしくないかと思う。もちろん歌舞伎町の漫画喫茶なので隠れ蓑として提供しているというのは納得はできる。それは店員のセリフとかなんやらで補完がほしかった。警察をよばれずにラブホに泊まれたのもよくわからん(単純に温情で朝まで待ってあげてたということ?)。というかマンボーは実名でてるのに未成年泊めちゃっていいのか?それから現代は有効求人倍率が1を超えていて、新卒で顔が可愛くてスタイルが良いお姉さんが内定貰えないとは思えない。ちゃんと見てないだけかもしれないけど雨が降り続いていることと就職が厳しいことの因果関係がよくわからんかった。別にリアリティがない理由で構わんから説明がほしい。拳銃の件といい出てくる事柄に繋がりがないからよくわからない。

 

3)不明な点

最初にでてくる人工呼吸器つけてた人どうなったんや???

チョークが割れるー>人柱力じゃなくなる チョークをつけていた理由は?つまりチョークが大事だったということは鳥居は?鳥居に彼岸のセットがあったのは?というかおばあちゃんと彼岸の話は結局なに?盆菓子なんで2つずつなん?盆菓子のチョイスが神ただヤクルトはおかしいやろ。最後のピコピコ音がうるさすぎて気分が悪くなった

代々木のドコモタワーについてる時計は?